■ありし日のお言葉(平成10年夏)
少林寺拳法が創始されたのは今から、50年余り前の戦後の混沌とした時代でした。そんな中で、一人でも多くの勇気ある、 秩序ある人間を作ろうと始められたのがこの少林寺拳法でした。
戦後の混乱が去った今ではありますが、 別の意味で混沌とした時代を私たちは迎えているのではないでしょうか。
現在、道場では下は小学生、上は50代の方まで、幅広く、まさに「老若男女」が稽古に励んでおります。 そんな彼らに私が言うのは、少林寺拳法は「技」だけではないと言う事、「自分の身に何かあった時、
もうだめだと思うのか、それともまだまだやれると思うのか」と言う事です。 心の芯の強い人間を一人でも多くと願ってやみません。両道場では、護身の要としての少林寺拳法を重視しており、
皆、和気藹々と修練に励んでおります。興味のある方は是非一度、ご訪問下さい。